軟水器で生成された軟水

  • 2014/9/18

私たちが利用している水には硬さの基準があり、軟水や硬水という異なる種類によって分けられています。

軟水器とは、水中に含まれているカルシウムやマグネシウムなどの硬度成分を除去して、軟水に変えることができる機械です。

日本では豊富な軟水に恵まれていますから、水道水を利用するだけで、飲み水や生活水に適した軟水を飲むことができます。

一般家庭で軟水器を利用することは少ないかもしれませんが、工場などでは様々な危険を回避するために、硬水を軟水に変える軟水器が活用されています。

ここでは、軟水器の役割について考えてみましょう。

 

軟水器の役割

硬水を軟水に変えることができる軟水器は、工場などの業務現場でよく活用されていますが、工業用水の製造から医薬品や食品の精製に至るまで、幅広く活躍しています。

工場においては大量の水を使用しますから、水道に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの硬度成分が、工場の機器などに付着すると、様々な問題が起こることがあります。

硬度成分の問題を防ぐために、様々な方法の軟水器が利用されていますが、最も多く利用されている軟化方法は、イオン交換法です。

これはイオン交換樹脂に水を通すことで、水中にあるカルシウムイオンとマグネシウムイオンをナトリウムイオンに置き換えて、硬度成分を除去するという方法です。

軟水器にはこの他にも、煮沸法やアルカリ法・イオン封鎖法などがあります。

こうした軟水器のおかげで、工場作業における重大事故の危険を防ぐことができています。現在でも、軟水器は主に業務用器機として発展し活用されています。

 

軟水とは何か

軟水とは、自然水や水道水からカルシウムやマグネシウムなどの硬度成分を取り除き、その代わりにナトリウムを補って硬度ゼロに調整した水のことです。

軟水器を利用して調整した軟水と、自然に存在する軟水とを分ける必要があるため、自然軟水と人口軟水と呼ばれて区別されています。

硬度測定法によって算出された硬度の数値によって、軟水と硬水に分けられていますが、一般的には、硬度が0~120の範囲の水が軟水として定義されています。

日本では世界の中でも軟水に恵まれた国の一つですが、逆に欧米や中国では硬水が多くなっています。

最近の軟水器の中には、高純度軟水化とか超軟水などの表記が見られる商品もありますが、必ずしも硬度成分が特別に取り除かれているというわけではなく、業者が名づけているだけということもあります。

 

軟水のメリット

軟水の利用には、様々なメリットがあります。

例えば、軟水を使うことで、コーヒー・紅茶・日本茶の抽出がよくなり、特有の甘みを出すことができます。

また、ウィスキーの水割りにも、軟水が適しています。料理も軟水を使うことで、小豆や大豆、麺類などを煮る時間が短くなり、経済的です。

 

軟水は飲み物以外にもメリットがあります。

例えば、軟水を使うと浴槽や洗面器などに湯あかがつきにくくなり、手入れが簡単というメリットがあります。

食器洗いをする時にも、軟水の方が洗剤の泡立ちがよくなり、洗浄力が高まって汚れ落ちがよくなります。

他にも、軟水で洗顔や染髪をすると、石鹸やシャンプーの泡立ちがよくなり、お肌や毛髪の汚れがよく落ちるだけでなく、お肌もしっとりとツルツルになるメリットもあります。このように、軟水を利用する方が、生活の様々な場面に適しているのです。

 

大量の水を利用する工場などの工業用水では、軟水器が大きな役割を果たしています。

軟水器のおかげで、硬度成分がもたらす様々な障害や危険を事前に防ぐことができています。また、家庭においてもカルシウムやマグネシウムなど

の硬度成分を除去することができ、より硬度の低い軟水を飲むことができます。

日本は自然の軟水に恵まれた国ですから、軟水のメリットを生かして、より健康的な生活を送りましょう。

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