温泉水は飲用できる?飲泉という方法

  • 2015/1/26

気持ちの良いお風呂。でもそれを飲むってできるの?

昔の日本映画を見ていたら、温泉宿の主人が大量の温泉のお湯を送り届けるというシーンに出くわしました。

大量とはいっても、もちろんお風呂を沸かせるほどではありません。添えられた手紙には「これを飲めば各種効能があります」と添えられていました。

もしかすると「エッ」と顔をしかめられた方もいらっしゃるかもしれませんね。

私も少し首を傾げました。

けれどもよくよく思い出してみると、確かに温泉のお湯を飲むのが健康に良いという話を聞いた事がありました。

ここではそれについて少し紹介していきましょう。

 

飲泉という方法

温泉につかるのではなく飲むという行為、これを「飲泉」と言います。何だか日本に昔からある民間療法の一種というイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、これそのものは医学的な根拠があるものだそうです。

また飲泉というのは日本ではそれほど一般的ではないものの、逆にヨーロッパでは広く普及しているのだとか。

ドイツ、イタリア、フランス、チェコといった国々では入浴とともにこうした飲泉を組み合わせての療養が多く、逆にお風呂につかる事よりも飲泉の方が一般的だという声もあるほどです。

これはよく言われるように外国では日本に比べて入浴そのものの習慣があまり無い事も一因のようです。

また当然の事ながら泉質の違いも影響しているようです。ヨーロッパでは温泉医の処方によってその分だけ飲泉を行うと言いますから、日本の温泉療養のイメージとはずいぶん違う感じもしますね。

 

日本で飲泉ができる場所

日本で飲泉がそれほど広く普及していない理由は医学的な事よりもむしろ、泉質によって飲用に適さない所も多くあるからという理由の方が大きいかもしれません。

施設がこれを行うには保健所の許可も得ておく必要があります。

ただ歴史の中では飲泉に関する極めて古い記述が見られます。それは「日本書紀」にあるようで、そこからはほとんど途絶えてしまっているようです。

飲泉に関して再び歴史の中で記述が出て来るのは江戸時代からで、温泉医学に関する項目に絡んだ記載のようです。

そこから近代以降になり、ドイツ人医師の指導により群馬県の伊香保温泉で飲泉が開始されたと言います。こうした所でもちょっとした文明開化が行っていたわけですね。

現在の日本でもいくつか飲泉が可能な温泉地があります。温泉好き、体の不調が気になるといった方は、チェックしてみると良いかもしれませんね。

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