運動後の水分補給には炭酸水が効果的?

  • 2015/5/7

炭酸水が体に良い効果をもたらすという話は、テレビや雑誌で大きく取り上げられる機会が多くなりました。

その中に「疲労をとる」という働きがあるのですが、疲れるというと「運動」が第一に思い浮かびます。

炭酸水は飲料ですから、運動後の水分補給には炭酸水が優れているのか、その仕組みなどを交えながら考察してみました。

炭酸水が疲れをとる仕組みについて

そもそもに運動後に「疲れる」という仕組みについて解説しなければなりませんね。

筋肉は運動をする時に糖分を燃焼させてエネルギーを生産して筋肉を働かせます。

その際、糖分はまず「解糖系代謝」によって乳酸になります。

その乳酸も「酸化系代謝」によって最終的に水と二酸化炭素に分解されるのですが、前者と後者では圧倒的な違いがあるのです。

それは「代謝のスピード」なのです。

解糖系代謝には酸素が不要で、酸化系代謝には酸素が必要になります。

前者は酸素を必要としないため素早く代謝が進んでエネルギーを生産することができますが、後者は酸素を必要とするので酸素不足の場合には代謝が滞ります。

「糖質⇒(解糖系代謝)⇒乳酸⇒(酸化系代謝)⇒水・二酸化炭素」

という流れを持つため、乳酸は中間物質であり、酸化系代謝が滞ることで乳酸が蓄積することになります。

この乳酸が疲労の原因なのです。

いずれは酸化系代謝によって分解されますが、その流れには酸素が必要であるため、特に激しい運動をしたあとの酸素不足の肉体にとっては酸化系代謝を早めることは難しく、その分だけ乳酸の分解は遅くなります。

炭酸水はこの乳酸を体の外に排出する働きがあるため、疲労回復に効果的であると言われているのです。

「運動後」というタイミングと炭酸水の相性について

炭酸水が乳酸を排出し、疲労回復に効果的であるとするのであれば、運動後の水分補給には炭酸水が効果的であると言えるのではないでしょうか。

運動後は汗によって水分が不足していますから、水分補給の意味と乳酸排出の意味を合わせれば運動後の水分補給として優れていると言えます。

しかし、筆者は一つ気がかりなことがあります。運動時には汗をかきますが、汗で体の外に排出されるのは水分だけでなく、塩分も排出されています。

つまり、運動後には水分と塩分が不足していることになるのですが、炭酸水にはその全てに塩分が含まれているわけではありません。

筆者はいわゆる「普通の炭酸水」を好むのですが、これには塩分どころか水分と二酸化炭素以外は何も含まれていません。

そんな水を飲むと血液中のナトリウムイオン濃度が低下し、「水中毒」という病気を発症する可能性があります。

この病気、最悪の場合は死に至る病気であり、中毒の名前に偽りないということを印象づけます。

炭酸水を飲んでたちまち死に至るということはないでしょうが、運動後に炭酸水をがぶ飲みするのはお勧めできません。

塩分の補給も忘れないことを心がければ、炭酸水による疲労の回復は有効であると言えるでしょう。

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